
「目で見て覚える。これ職人の世界の基本なり」
こんにちは!今日はリフォーム現場で一つ大きな学びを得ました。というのも、上司のモハメドさんに叱られてしまったからです。
きっかけは、モハメドさんから「コンパネ(コンクリートパネル)と石膏ボードのサイズを言ってみろ」と突然質問されたこと。僕は答えに詰まってしまい、うまく返せませんでした。すると、モハメドさんから一言。
「よく使う材料のサイズくらい覚えておけ」
この言葉には、職人としての厳しさと優しさが込められていると感じました。現場で使う基本的な知識は、誰かに聞く前に自分で学び、即座に答えられるようにしておくのがプロとしての姿勢です。改めて、当たり前のことをしっかり身につける大切さを痛感しました。
1. よく使う材料「コンパネ」と「石膏ボード」の基礎知識
リフォーム現場では、様々な建材が使われますが、特にコンパネと石膏ボードは欠かせない存在です。今回の失敗を活かし、しっかりと学び直しました。
コンパネとは?
コンパネは"コンクリートパネル"の略で、型枠用合板とも呼ばれます。木材を薄く削った板を接着剤で貼り合わせた合板で、建築現場では主に型枠の材料として使われます。
コンパネの基本サイズ
- 厚さ:12mm、15mm、18mmが主流
- 幅×長さ:910mm×1820mm(3尺×6尺)
特に910mm×1820mmのサイズは"サブロク板"と呼ばれ、建築資材の標準規格として覚えておくと便利です。
石膏ボードとは?
石膏ボードは、石膏を芯材にして、両面を特殊な紙で包んだ建材です。耐火性、遮音性に優れ、壁や天井の下地として広く使われます。
石膏ボードの基本サイズ
- 厚さ:9.5mm、12.5mm、15mmが主流
- 幅×長さ:910mm×1820mm、600mm×1820mm
特に12.5mm厚の石膏ボードは、一般住宅の壁や天井に使用されることが多く、現場では頻繁に登場します。
2. 職人に求められる「気づく力」と「自主性」
モハメドさんが言いたかったのは、単に材料のサイズを覚えろということだけではなく、言われる前に自分から学ぶ姿勢を持てということです。
実際、現場では誰も手取り足取り教えてくれるわけではありません。少しでも疑問に思ったことは、その場で確認したり、終業後に調べたりする努力が求められます。
具体的に意識していること
- 現場でよく使う資材をリスト化し、寸法や特徴を覚える
- 先輩の動きを観察し、次に必要な材料を予測する
- 質問の意図を理解し、単なる知識だけでなく、応用力を養う
3. 失敗から学んだ教訓—次に活かすために
今回の叱責は一瞬ショックでしたが、それ以上に大切な気づきを得られました。仕事をする上で大事なのは、「失敗しないこと」ではなく、失敗から学んで次に活かすことです。
また、現場での知識だけでなく、チームワークも重要です。上司からの指摘を素直に受け止め、改善しようとする姿勢は、信頼関係を築くうえでも欠かせません。
まとめ:日々の積み重ねが職人としての成長に繋がる
今回の経験から学んだことを整理すると:
- 基本知識は自分で学び、すぐ答えられるようにする
- 材料の特徴とサイズは必須
- 失敗を恐れず、学び続ける姿勢を持つ
職人の道は一朝一夕には極められませんが、一つ一つの経験を大切に、確実に成長していくことが大切だと改めて実感しました。
これからも、「言われる前に動く」ことを意識しながら、一人前の職人を目指して頑張っていきます!
ちなみに俺の服のサイズはMです。なんてギャグも言いたいですわぁ。
これからも現場での学びやエピソードをお届けしていきますので、ぜひ引き続きチェックしてくださいね!