「おもてたんとちゃーう!めっちゃムズイでんがな!」
こんにちは、森進一です。今日は会社の作業場で、クッションフロアの張替え研修を行いました。これまで現場で上司や先輩の作業を見る事しかできなかったですが、実際に自分の手で作業するのは今回が初めて。見ていると簡単そうに感じる作業も、いざやってみると難しさを痛感しました。
1. クッションフロアとは?
クッションフロアとは、ビニール素材でできた弾力性のある床材のことです。水に強く、掃除がしやすいことから、トイレやキッチン、洗面所といった水回りでよく使用されます。最近では木目調や大理石風などデザインのバリエーションも豊富で、住宅だけでなく商業施設でも人気の床材です。
2. クッションフロア張替えの流れ
今回の研修では、以下の工程を学びました。
- 古い床材の剥がし:既存のクッションフロアを丁寧に剥がし、下地を露出させます。
- 下地の確認と補修:下地に凹凸があると仕上がりが悪くなるため、パテ埋めやサンダーで平滑に整えます。
- 新しいクッションフロアの採寸とカット:施工箇所のサイズを正確に測り、カッターでクッションフロアをカットします。
- 接着剤の塗布と貼り付け:専用の接着剤を塗布し、クッションフロアを貼ります。
- タオルで圧着:空気を抜きながらしっかりと圧着し、剥がれを防ぎます。
- 仕上げのカットとコーキング:壁際や角をピッタリとカットし、隙間には防水コーキングを施して完成です。
3. 実践して気づいた「難しさ」と「工夫」
最初に苦戦したのは、採寸とカットの精度です。特にトイレなど複雑な形状の場所では、ミリ単位のズレが仕上がりに大きく影響します。上司のモハメドさんからは、
「測ることに時間をかけろ。測り直しはできるが、切り直しはできない。」
という言葉をもらい、より慎重に作業を進める重要性を学びました。
また、接着剤の塗布量にも注意が必要です。塗りすぎると浮き上がりやシワの原因になり、逆に少なすぎると剥がれのリスクが高まります。均一に塗るためには、クシ目ヘラを使い、一定の厚みを保つことがポイントだと実感しました。
4. クッションフロア施工のコツ
研修を通じて、以下の3つのコツが重要だと分かりました。
- 正確な採寸:施工箇所を正確に測り、必要な余裕を持たせてカット。
- 空気抜きの徹底:貼り付け後はタオルでしっかり圧着し、空気を逃がす。
- 端部の仕上げ:壁際は細かく調整し、コーキングで防水性を確保。
このコツを身につけることで、よりきれいで耐久性のある仕上がりを目指せます。
5. 現場で使える便利な道具
クッションフロアを張り替える際に役立つ道具をいくつか紹介します。
- コーナーカッター(パーキリ):角を切断するカッター。
- クシ目ヘラ:接着剤を均一に塗るために必須。
- ステンレスヘラ:角を押さえながらカッターで切る。
6. 研修を終えて感じたこと
今回の研修を終えて感じたのは、職人技術の奥深さです。見ているだけでは簡単に見える作業も、実際に手を動かすと細かい技術の積み重ねが必要であることを痛感しました。
一度では完璧にはできませんでしたが、失敗こそ成長のチャンスと捉え、次回はもっとスムーズにできるよう努力を重ねたいと思います。
7. まとめ:小さな努力が大きな成長に
クッションフロアの施工は、見た目だけでなく耐久性にも直結する重要な作業です。細かい工程を確実にこなし、丁寧に仕上げることでお客様に安心して使っていただける空間を提供できます。
僕自身も今回の研修を通じて、基本の大切さを改めて学びました。これからも「小さな努力を積み重ねることが大きな成長につながる」という気持ちを忘れずに、日々精進していきます。
ちなみにフロアは上手く貼れなかったですが、自分の汗はしっかり拭き取れました。
これからも現場での学びやエピソードをお届けしていきますので、ぜひ引き続きチェックしてくださいね!