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レトロな昭和建築をモダンに蘇らせる、職人気分の工房日誌

未経験から内装職人へ —2ヶ月で学んだリアルな現場の話

未経験から内装職人

早いもので、内装業界に飛び込んでから2ヶ月が経ちました。

最初は右も左も分からず、道具の名前すらチンプンカンプンだった僕ですが、今では少しずつ現場作業にも慣れてきています。もちろん、まだまだ一人前とは言えませんが、上司のモハメドさんや先輩のジョージさんのサポートを受けながら、日々新しいことを学んでいます。

今回は、この2ヶ月間で経験したことや、未経験から内装業界に飛び込んだリアルな感想、そしてこれからこの仕事を始める方へ向けたアドバイスをまとめてみました。

 

1. 内装の基本は「道具を使いこなすこと」

まず最初に苦労したのが、道具の名前と使い方を覚えること。

例えば、日常生活では見慣れない以下のような専門的な道具がたくさんあります。

- インパクトドライバー:ビス(ネジ)を打ち込むための必須アイテム
- カッターガイド:壁紙を真っ直ぐに切るために使用
- パテベラ:壁の凹凸を均すための道具

最初は何をどこで使うのか分からず、モハメドさんに「パテベラ取って」と言われても、別の工具を手渡して怒られることもありました。

しかし、現場を重ねるうちに少しずつ道具の名前と役割が頭に入ってくるようになり、今では頼まれた道具を即座に準備できるようになりました。

👉 ポイント:未経験者は、まず道具を覚え、すぐに手に取れるようにすることが大事!

 

2. 壁紙(クロス)の貼り替え作業で学んだこと

この2ヶ月で最も印象に残っているのは、壁紙の貼り替え作業。

壁紙の貼り替えは一見簡単そうに見えますが、実は非常に繊細な技術が求められます。特に難しいのが「ジョイント」と呼ばれる継ぎ目を目立たなくすること。

モハメドさんは、

「お客さんは仕上がりしか見ない。細かい部分こそ丁寧にやることが大切」

と常に口にしています。

僕も何度か挑戦しましたが、少しズレると目立ってしまうため、貼り直しになることも。先輩のジョージさんからは、

「壁紙を貼る前の下地処理が8割。ここを丁寧にやれば、仕上がりがグッと良くなる」

とアドバイスをもらい、それからはパテ(壁の凹凸を埋める作業)にも力を入れるようになりました。

👉 ポイント:壁紙貼りの仕上がりは下準備で決まる。焦らず、基礎をしっかりと。

 

 3. 実践で役立つ!内装作業のコツ

ここでは、僕が実際の現場で学んだ内装作業のコツをいくつかご紹介します。

 ✅ インパクトドライバーを使うときのポイント

- 力を入れすぎない:押し込む力が強すぎるとビスが浮いたり、ネジ山が潰れてしまいます。
- 下穴を開ける:硬い木材には先に下穴を開けるとスムーズに打ち込める。
- バッテリー管理:予備バッテリーは常に充電済みのものを用意しておく。

 ✅ 壁紙をキレイに仕上げるために

- 空気を抜く:貼るときはスムーズに空気を押し出しながら進める。
- 継ぎ目はしっかり圧着:ジョイントローラーでしっかり押さえ、剥がれを防止。
- カッターの刃はこまめに交換:切れ味が落ちると仕上がりにムラが出る。

👉 ポイント:一つひとつの作業を丁寧に。焦らず確認しながら進めることがミス防止につながる。

 

4. 職人の世界は厳しい?

僕が働く現場は、幸いにも優しい方々に恵まれています。しかし、すべての職人の世界がそうではありません。

モハメドさんが若い頃は、

「怒鳴られるのは当たり前。教わるよりも盗めという文化だった」

と話していました。

今は時代が変わり、質問しやすい雰囲気があるものの、失敗を繰り返すと厳しく指導されるのはどの業界でも同じです。

もし、これから内装業界に入ろうと考えている方は、

1. 基本を徹底的に覚える
2. 分からないことは積極的に聞く
3. ミスを恐れずチャレンジする

この3つを意識するだけで、成長スピードが大きく変わると思います。

 

5. まとめ

働き始めて2ヶ月、未経験からスタートした僕も、少しずつではありますが、内装職人としての第一歩を踏み出しています。

- 道具の名前と使い方を覚える
- 基本の壁紙貼りと下準備を徹底する
- 先輩から学び、実践で技術を磨く

この積み重ねが、将来一人前の職人になるための近道です。

これからも日々努力し、早く一人前になれるよう頑張っていきます!

これからも現場での学びやエピソードをお届けしていきますので、ぜひ引き続きチェックしてくださいね!

 

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