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レトロな昭和建築をモダンに蘇らせる、職人気分の工房日誌

DIYにも役立つ!マンションの天井と壁の石膏ボード張替えの基本と職人テクニック

マンションの天井・壁ボード張替え工事レポート

「首がバキバキ、バキドウです」

こんにちは!グラップラーぱきです。今回はマンションの天井と壁のボード張替え工事を行いました。リフォームの現場では、日々さまざまな理由で施工が必要になりますが、今回の原因は上の階からの水漏れ。こうしたトラブルが発生すると、天井や壁が傷んでしまうため、早急な対応が求められます。

水漏れによるダメージの影響

水漏れは、建物の構造や住環境に大きな影響を与えます。

  • カビの発生:水がしみ込んだ部分にカビが発生しやすく、健康被害につながる可能性があります。
  • 石膏ボードの劣化:水分を吸収すると、石膏ボードはもろくなり、剥がれたり崩れたりすることがあります。
  • 断熱性能の低下:水が断熱材に浸透すると、断熱効果が低下し、結露の原因にもなります。
  • シロアリ被害:湿気が多い環境ではシロアリが発生しやすくなり、木造部分の劣化を招くことがあります。

今回は、そういった問題を未然に防ぐために、天井と壁のボードを張り替えることになりました。

天井と壁の張替え作業の流れ

今回の作業の流れを簡単にご紹介します。

① 既存の天井・壁の撤去

まずは、水漏れでダメージを受けた石膏ボードを剥がしていきます。ボードは比較的簡単に取り外せますが、釘やビスの処理を慎重に行わないと、下地が傷つくため注意が必要です。

撤去中に気をつけるべきポイント:

  • 粉塵対策を万全にする(マスク・ゴーグル着用)
  • 周囲の家具や床を養生しておく
  • 配線や配管に注意しながら解体を進める

② 新しい石膏ボードの設置

新しいボードを天井と壁に張っていきます。石膏ボードは1枚あたり12.5mm厚のものを使用しました。ボードは大きくて重たいので、2人以上で作業するのが基本です。

設置のポイント:

  • 下地にしっかりとビスで固定する(200mm間隔)
  • ボード同士の隙間は3mm程度あける(後のパテ処理のため)
  • コンセントや配線部分は事前に開口しておく

③ 施工後のチェック

ボードの張り替えが完了したら、表面の状態を確認します。

  • 浮きやたわみがないか
  • ビスの打ち込みが均一か
  • ジョイント部分の隙間が適正か

問題がなければ、次の工程であるパテ塗りへと進みます。

今回の作業を終えて…

作業中はずっと上を向いていたので首がバキバキです(笑)。天井の作業は特に大変で、長時間の上向き作業は首や肩への負担が大きいことを改めて実感しました。

とはいえ、お客様のために快適な住環境を取り戻すことができるのは、職人としてのやりがいでもあります。次回のパテ塗り作業もしっかりと仕上げて、綺麗な状態に整えたいと思います!

まとめ:リフォームは早めの対応が肝心!

今回のような水漏れによるダメージは、放置するとカビや構造の劣化につながるため、早めの対応が大切です。

リフォームにはさまざまな理由がありますが、お客様が快適に過ごせる環境を作ることが、職人としての使命だと改めて感じた一日でした。

それでは、次回の作業報告もお楽しみに!

上を向いて歩こうやないかーい!(首が痛いけどね)

 

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