
天井の壁紙貼り作業をレポート!完成までの流れと職人技の裏側
こんにちは!今日は、天井の壁紙貼り作業をしました。前回の工程で古くなった天井ボードをすべて撤去し、新しい石膏ボードを取り付けたところまで完了していたので、今回はいよいよ仕上げ段階。壁紙の貼り付けと、天井の廻り縁(まわりぶち)の取り付けです。
作業をサポートしながら学んだことや、職人さんのテクニックに驚かされたポイントなどを交えつつ、詳しくご紹介します!
■ 天井の壁紙貼りはなぜ難しい?
天井への壁紙貼りは、内装作業の中でも高難易度な工程の一つとされています。
理由は?
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常に上を見上げた状態での作業になるため、首・肩・腕への負担が大きい。
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重力との戦い。壁紙が自重で垂れてきたり、貼り直しのタイミングが難しい。
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足場や三脚に乗っての作業になるため、動線確保や安全管理も重要。
今回の職人チームは、まるで舞台の演者のように動きが連携しており、感心しきりでした。
■ 作業の流れと使用道具
【1】天井下地のチェック
石膏ボードのビス打ち忘れや不陸(段差)がないかを最終チェック。細かいパテ補修も再確認してから作業スタート。
【2】壁紙のカットと糊付け
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使用機械:自動糊付機
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糊:でん粉系水性糊(天井用は粘度高め)
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カットサイズ:貼る面積+余裕分(10cm)
カットした壁紙は、折りたたんでカンガルーママ(保湿袋)に入れて乾燥防止。これがポイントです。
【3】貼り付け作業
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作業者2人で三脚の上に立ち、片方が壁紙を支え、もう片方が貼る。
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上から下へ空気を抜きながら、撫でブラシとクロスヘラで慎重に。
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貼り終えた後にジョイント部分や角を丁寧にローラー仕上げ。
「天井は一発勝負だぞ」という言葉に緊張感が走ります。
【4】廻り縁(まわりぶち)の取り付け
最後は仕上げの一手。壁と天井の見切り部分に廻り縁を取り付けることで、空間にメリハリと高級感が生まれます。
使用材料は:
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発泡スチロール製モール材(軽量で加工しやすい)
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ボンドとピンタッカーで仮固定
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角部分は45度カットで合わせ、シーラーで継ぎ目を処理
美しく仕上げるには、「下地・貼り・仕上げ」の三拍子が揃ってこそだと実感しました。
■ 僕はサポート担当。でも学びは多かった!
今回の作業では、僕はサポート役として道具の準備やボードの持ち運びなどを担当していました。
天井に壁紙を貼る工程そのものにはまだ挑戦できませんでしたが、そばで見ていて得た学びは数え切れません。
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職人さん同士の声かけ・息合わせの大切さ
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壁紙を無理に引っ張らない力加減の妙
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廻り縁のカット角度や接着剤の使い方など、道具の選び方と使い方の知恵
「まだ天井知らずの初心者だけど、いつか自分の手でここまで仕上げたい」——そんな目標が新たに芽生えました。
■ まとめ:天井は空間の“顔”。だからこそ丁寧に
今回の作業を通して改めて感じたのは、 「天井こそ空間全体の雰囲気を決める重要なパーツ」ということ。
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光が当たることで壁紙の質感が際立つ
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廻り縁で部屋の輪郭が引き締まる
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作業は難しいけど、完成後の美しさは格別!
次回は、自分でも実際に天井を貼れるように練習したいと思います。
「天井知らず」にはまだ程遠いけど、少しずつ近づいていきたいです。
ぴえーん。でも前向き。