1. 床の傾き・基礎の状態
1. 床の傾き・基礎の状態
水平器やビー玉(転がし式)で傾きを確認。3cm以上のズレがある場合、大規模な基礎補修が必要になる可能性があります。
実例:内見では微妙な傾斜に感じただけだった家でも、床下を剥がしたら5cmものズレが発覚。
→ 結果、解体・基礎打ち替え・新設作業で50万円以上の追加費用発生
2. 白アリ・シロアリ被害のチェック
- 空き家は湿気がこもりやすく、白アリ被害が深刻になりやすい環境。
- 被害が見つからずリフォームしてしまうと、後から床が抜けるなどの深刻事故につながる恐れあり
3. 床下の湿気対策・換気
- 防湿シートや換気口の有無を確認し、不足していれば適切な換気対策が必須
4. 柱・構造躯体の劣化・傾きチェック
- 外壁だけでなく、室内側の柱や梁もしっかり確認。
✅ 見極めのコツと事前準備
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専門家による構造検査(インスペクション)
床下・天井裏・基礎・白アリなど、目に見えない場所はプロに任せるのが安心。 -
見積は「解体後の追加工事」を含めて考える
当初想定だけで安心せず、補修リスクも想定して余裕を持った予算設定を。 -
信頼できる施工業者・調査会社を選ぶ
小規模補修から大規模工事まで対応できる実績ある会社を選びましょう。 -
リスクの高い構造改修には余裕を持って。
床や柱の補修・シロアリ駆除・湿気対策などは、思ったより工期も費用もかかります。
🎯 まとめ:購入前の“目視”では見えないリスクこそ命取り
- 傾きや白アリ、湿気、柱の劣化といった「見えない構造不良」は、購入後に発覚すると大きな費用・時間ロスになります。
- そのため、空き家購入時には、専門家による事前点検(インスペクション)+余裕ある予算組みが不可欠。
- 小さな違和感を見逃さず、信頼できるプロと進めることで、“ロマン空き家”が快適で安全な住まいに生まれ変わります。
あなたの空き家再生が、理想に一歩近づくことを願っています!