アラフォー空き家再生計画

レトロな昭和建築をモダンに蘇らせる、職人気分の工房日誌

先輩職人ジョージさんの人生と職人の誇り – 異文化を超えた仕事の絆

ジョージさん


今日は一緒に働いている先輩のジョージさんについてお話ししたいと思います。

ジョージさんは、これまで様々な国で内装業の仕事をしてきた経験豊富な職人です。ドイツやアメリカでも働いていたそうで、異なる国の技術や仕事の進め方を知っています。現在は日本に定住し、ご結婚されていて、最近第一子が誕生したばかり。お子さんの話をするときの彼は、とても幸せそうで笑顔が絶えません。

世界を渡り歩いた職人 – ジョージさんの経験

ジョージさんは、幼いころから手を動かすのが好きで、10代の頃から建築業界に興味を持ち、見習いとして働き始めたそうです。最初は地元の工務店で技術を学び、その後ヨーロッパへ渡り、ドイツで本格的な内装業に携わることになりました。

「ドイツの建築は、細かい仕上げや精密な仕事が求められる。少しのズレも許されないんだ。」

と彼はよく言います。

また、アメリカではスピードとコスト重視の施工が多く、効率的な作業方法が求められるそうです。国ごとに異なる作業スタイルや価値観を学んできた彼だからこそ、日本の内装業でも柔軟に対応できるのでしょう。

内装業での頼れる存在

そんなジョージさんは、現場でもとても頼りになる存在です。僕が初心者として現場に入ったときも、彼は優しく指導してくれました。

「ダイジョウブ、最初は誰でも失敗する。デモ、道具の使い方をオボエレバすぐに慣れるよ。」

彼のアドバイスは的確で、僕も少しずつ仕事のコツをつかめるようになってきました。たとえば、

- 石膏ボードの切り方
- クロス貼りの基本テクニック
- 作業効率を上げるための道具の使い方

など、細かい部分までしっかりと教えてくれます。

仕事中は穏やか、しかし意外な一面も

普段のジョージさんはとても穏やかで優しく、僕に対して怒ることなど一度もありません。しかし、ある日少し驚く場面を目にしました。

それは二人で交差点を歩いていた時のことです。歩行者用の信号が青で渡っていたところ、車がそのまま侵入してきたのです。その瞬間ジョージさんは運転席に向かって詰め寄り、大きな声で「Fuck you, man!」と怒りをぶつけたのです。

その時の彼の迫力には少し驚きましたが、外国の方の怒りのポイントは日本人とは違うのかもしれない、と感じました。日本では、たとえ危ない目に遭っても黙って避ける人が多いですが、海外ではしっかり主張することが大切な場面もあるのでしょう。

異文化を超えた仕事の絆

日本の職人と海外の職人には、技術だけでなく仕事に対する考え方やスタンスにも違いがあります。

例えば、

- 日本の職人:細かいディテールを大切にし、黙々と作業することが多い。
- 海外の職人:効率やスピードを重視し、コミュニケーションをとりながら作業を進めることが多い。

このような違いがあるからこそ、異なる文化の職人が協力することで、お互いの長所を活かした最高の仕事ができるのではないでしょうか。

まとめ – ジョージさんから学ぶこと

ジョージさんの経験や人柄から学ぶことはとても多いです。

1. 異なる国の技術を知ることで、視野が広がる
2. 文化の違いを理解することで、仕事の進め方にも応用できる
3. 仕事だけでなく、人としての在り方も学べる

これからも一緒に働きながら、たくさんのことを吸収していきたいと思います。

異文化を超えて働く楽しさや学びについて、今後も発信していくので、ぜひブログをチェックしてくださいね!

 

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